La Cà dal Nôn(祖父の家の意味)は、たった唯一の原料であるブドウ果汁のみを使用し、バルサミコ酢製造を専門とする小さな家族経営の農場です。モデナ市には、その製造方法の特異さゆえに原産地呼称保護PDOとして認証を受けた、伝統的なバルサミコ酢生産が長く受け継がれています。このバルサミコ酢は、自然発酵による酢化と、煮詰めたブドウ果汁を入れた容積の小さい樽での長期熟成から得られる、世界でも類を見ないバルサミコ酢です。伝統的なバルサミコ酢の最低熟成期間は12年で、「エクストラ・ベッキオ」(超熟成)と名付けられた製品は最低25年の熟成期間を経ています。モデナの伝統的なバルサミコ酢は、単なる酢ではなく、料理にとって貴重なスパイス、あるいは香水のようなもので、ほんの数滴をたらすだけで、味を決定づけることができます。私たちの農場の歴史は、私たちの偉大な祖父が伝統的バルサミコ酢生産を始めたことから始まりました。今でも私たちのバルサミコ酢は最高級の製品です。
長きにわたり受け継げられてきた伝統的バルサミコ酢 BALSAMOSABA®は、加熱したブドウ果汁を自然に酢化させて得られる独特の甘酸っぱさをもつバルサミコ酢シリーズです。BALSAMOSABA®は、日常的な料理に、またはドレッシングとして使用できるように考えられています。特有の官能特性を持っており、業務用でも家庭用でも、特別な味のアクセントを加えることができます。農園では、ブドウの栽培から最終製品まで、すべての製造工程を管理しています。ブドウはすべて、SABAおよびBALSAMOSABA®と同様に、オーガニック認証を受けています。
伝統的なモデナのバルサミコ酢は、モデナ地方で最も古くから作られている食品の一つであり、世界でもその歴史と製法は稀有なものであることは間違なく、2000年には、PDO認定商品(欧州連合(EU)統一の原産地名称保護制度における地理的表示に認定、知的財産権のひとつとして保護されました。)
このバルサミコ酢の起源はいまだ不明とされておりますが、専門家たちは、古代ローマ時代にまでその起源は遡ると考えています。ローマ人たちはブドウ果汁を調理して「サバ」と呼ばれる一種の糖蜜を作り、ハチミツを使うように料理に甘味を加えていてつかっていました。伝統的なモデナ産のバルサミコ酢の原材料は、ブドウの果汁を調理するという共通の方法で作り出したものだけなのです。調理されたブドウ果汁は自然に酢酸発酵され、毎年、ブレンドされ、それをまた容量の小さな木樽に戻し、木樽で何年も熟成させます。
伝統的モデナのバルサミコ酢は最低でも12年、エクストラエイジド(エクストラベッキオ)と呼ばれる製品は最低でも25年の熟成期間が必要です。
我々のバルサミコ酢は、厳格なテイスティングパネルに合格したバッチ製品のみが「モデナPDO認証の伝統的バルサミコ酢」として認定され、イタリアのデザイナーG.ジウジアーロが特徴的なデザインを施した100mlのボトルに詰め、すべてのモデナ産バルサミコ酢生産者に義務づけられているシリアル番号刻印をすませ皆様のもとへ販売されます。
長期熟成を経た我々のバルサミコ酢の味わいは深く、フルボディ、驚くほどの味わいとその余韻、完璧な甘みと酸味のバランスをお楽しみ頂けます。
用途は、様々なお料理の仕上げに。お料理の味わいにはっきりとした輪郭、奥行きを与え、バランスを整えます。
一般的には、香水を使うようにピュアな状態で1滴ずつ使用します。前菜やおつまみとして、ティースプーンに数滴垂らして使うと、その香りを存分に楽しむことができます。また、チーズ(パルミジャーノ・レッジャーノ、ペコリーノ、ラグサーノ、香ばしいヤギのチーズ)と合わせたり、リゾットの仕上げに使ったり、肉やエビなどの食材に垂らしてください。イチゴのサラダやチェリーのサラダにエクストラ・ベッキオを垂らせば、完璧なデザートにもなります。
どんな料理にも、個性的な味わいとなり、特別な仕上げの味付けになります。
ボトル - 100ml