EUの森林破壊防止のための評価調査(デューデリジェンス)規則(EUDR)とは
~産業界への影響と日本の森林破壊防止策~
2024年6月13日(木)16:00~17:30 東京 (9:00~10:30 Brussels)
(日英同時通訳付、参加費無料)
EUの森林破壊防止を目的とした、評価調査(デューデリジェンス)を義務化する規則(EU Deforestation Regulation=EUDR)が2023年6月30日に発効しています。対象品目は、アブラヤシ、牛肉、木材、コーヒー、カカオ、ゴム、大豆の7品目の農林産品に加えて皮革、チョコレート、家具、印刷紙、ゴム製タイヤなどの加工品も含まれます。これらの製品をEUに供給・輸入、あるいはEUから輸出する場合、大企業には2024年12月30日から、小規模企業は2025年6月30日から同規則が適用されることになり、日本企業への影響も懸念されています。
一方、日本においても、官民で持続可能なサプライチェーンの構築や森林保全などを推進するための取り組みをおこなっており、その一環として、改正クリーンウッド法(CW)が2023年に公布されています(施行は2025年4月1日から)。
今回のウェビナーでは、欧州委員会からEUDRの概要、運用方針、外国・日本企業への影響等について解説していただき、フランス環境省よりEUにおける取り組みをご説明いただきます。続いて日本の農林水産省より持続可能なサプライチェーンの構築に向けた日本政府・民間の取組(上記CW法の紹介を含む。)についてお話しいただきます。さらに、日本の関連業界団体、企業にもご参加いただき、産業界の対応を探ると同時に全体で日欧間の協力関係等についても意見交換をおこなっていただきます。ご参加は下記ZOOM登録リンクよりお申し込みください。
プログラム
16:00 -16:05 (9:00 -9:05) 開会挨拶およびご連絡
- Manuel Hubert 一財)日欧産業協力センター 欧州側専務理事
16:05 -16:50 (9:05 -9:50) プレゼンテーション
- Diego Torres, International Relations Officer, DG Environment, European Commission
- Marine Reboul, Policy Officer on Imported Deforestation, French Ministry of Ecological Transition
- Clemence Boullanger, Policy Advisor on Global Forests and Land, French Ministry of Ecological Transition
- 杉村 元 農林水産省 輸出・国際局国際戦略グループ 国際専門官(企画・環境チーム)
16:50 -17:05 (9:50 -10:05) 日本の業界団体・企業からのコメント
- 門田 克行 日本製紙連合会 国際担当部長
- 伊東 亜弥子 (株)ブリヂストン グローバルサステナビリティ戦略統括部門 ソーシャルバリュー戦略部 部長
17:05-17:30 (10:05-10:30) 質疑応答&デイスカッション
- モデレーター:田辺 靖雄 一財)日欧産業協力センター 日本側専務理事